開催期間 2006.9.23-9.30
第35回嘘競演。テーマは「小泉純一郎
光デパート議長


「米帝の犬」

あらすじ

純一郎は首相官邸に住む64歳の首相。
郵政民営化や構造改革などをして暮らしていました。
自分の体に絵を描いていた祖父の又次郎の血を受け、
絵を描くのが大好きな純一郎は、地元横須賀出身の画家
ルーベンスの絵を一目見ることを夢見ていました。
純一郎は世界一の大国、アメリカの一人大統領ジョージとは仲が
よかったのですが、民主党の直人や一郎、中国の沢民や錦濤、
韓国の武鉉にきらわれ、いじめられていました。

そのころ、ニューヨークでは、常任理事国の地位があたえられる
国連のコンクールがありました。純一郎はけんめいな努力をして
そのコンクールに入賞しようとしました。しかし純一郎の努力は
錦濤にじゃまされて、みのることはありませんでした。
そして直人や一郎などの民主党は、アジア外交の失敗だと
純一郎にぬれぎぬをきせ、さらに純一郎をいじめるのでした。
それだけではありません。ジョージにもらったセグウェイまで
リコールだとなんくせをつけられてとりあげられてしまいました。
そんないじめにたえかねた純一郎はある日、あてもなく首相官邸を
出て行ってしまったのです。

純一郎がたどり着いたのは町の大きな神社でした。
そこには純一郎があこがれていたルーベンスの絵がかざられて
いたからなのでした。
あこがれの、夢にまでみたルーベンスの絵を、ついに目の前にした
純一郎は頭を深くさげ、
「神主…ぼくはもうねむいんだ…」
そう言うと手をあわせ、ゆっくりと目をとじたのでした。

とても暑い、八月のある日のことでした。

 


首相の参拝に影響?首相の靖国神社参拝が浮き彫りにした新たな問題

アジア諸国など国内外から多くの批判を浴びた小泉純一郎首相の靖国神社参拝の手口に
極めて類似した表現がされている漫画が発見された。

問題の作品は荒木田孫四郎氏の作品で、昭和43年に刊行された「マイッタ!ドンジロー!!」。
破天荒な性格と髪形をした少年がクラス委員や教師や学級新聞の反対を押し切り神社に
参拝するという参拝表現が多く描かれた漫画で、周囲の反対にもかかわらず参拝する手口が
小泉首相のものと極めて類似している。
首相がこの作品にヒントを得て参拝を計画したかどうかは定かではないが、図らずもこのような
かたちで漫画やゲームの悪影響が発現したことに良識ある有識者は懸念を示しており、今後の
漫画やゲームへの規制問題への大きな一石となりそうだ 。

問題の作品
作品の一部

コミック規制考え直すべき

コミックの老年政治家への影響について詳しい
橋田紋三郎等江大学教授

問題の作品は当時さほど評判にはならなかったが、作品が刊行された当時小泉首相は公職について
おらず、この作品を読む時間的余裕は十分にあったと推測される。また漫画好きで知られる麻生太郎
衆院議員を総務相や外相に起用するなど、コミックへの関心はきわめて強いものと思われ、
首相が読んだ可能性は大いにに高まる。また、この作品だけではなく、たとえば鳥獣戯画といった
作品が参拝に類似した表現を行なっており、この種の表現は多くの作品に広がっているといえる。
このようなことから見て、首相の参拝にコミックが与えた影響は決定的である。
また、それだけでなく、郵政民営化のような民営化表現も広がっているのではないか。
今まで青少年犯罪へのコミックの影響は知られていたが、外交問題や内政問題への影響まで
引き起こすとなると、コミックやゲームへの規制について真剣に考え直さなければならない時期が
来ているのではないか。


ぶり

エルビス・プレスリー氏(米国の歌手)

テネシー州メンフィスの自宅を改装した記念館で日本の小泉総理大臣の不思議な踊りによって復活。1年ぶり7回目。


電撃

小泉「見たまえ、あれが平壌だ。」
安倍「まわりに比べると立派なビルが建ってますね。」
小泉「格差が広がってるからな。」
安倍「しかし、いいんですか?いくらサプライズが
   好きだと言っても、国内はおろか、アメリカにも
    韓国にも中国にも、相手国にも通告しない電撃
    訪朝なんて。 」
小泉「相手が予想もしていないところからやる、これが
   外交の要諦だよ、安倍君。」
安倍「そうですかねえ。」
小泉「ともかく金正日の動きを確認することが大事だ。
   とりあえず今日はここでビバークだ。安倍君もこの
   横須賀海軍カレーでも食べたまえ。 」
安倍「はあ。」
世耕「たいへんです!西の方角から、飛行物体が
   こちらをめがけてやってきます! 」
武部「なにっ!」

ちゅどーん
一太「ぐわーっ!」
石破「Mi-24ハインドか!?Mi-2か!?」
世耕「いえ、違うようです!」
石破「ちなみに北朝鮮の空軍って零戦や隼も
   戦力に加えてるらしいよ。」
世耕「あれは…」
安倍「ラムズフェルド国防長官!」
小泉「げっ!ラム!」
ラム「んもーっ!うちに黙ってこんなところ勝手に
   来るなんて許せないっちゃ!おしおきだっちゃ! 」
ビビビビビビ
小泉「のわーーーっ!」


高い塔の上で

「ビリケンはん」

「なんだい。」

「たのんます!わてを弟子にしておくんなはれ!」

「なんだね藪から棒に。」

「わて、昔からビリケンはんにあこがれとったんですわ!」

「それは嬉しいけどね、シシロー君。」

「はい。」

「どうして小泉首相のマスコットキャラの君が僕にあこがれたり
するんだい? 」

「そら、ビリケンはんは昔からこのナニワの街のシンボルや!
この通天閣の上で座って、みんなに笑顔を届けてはる!
わても、そんなビリケンはんみたいになりたいんですわ! 」

「足の裏もくぼんだけどね。」

「たのんます!首相マスコットキャラ界の一番はビリケンはんや!
わてを、弟子にしておくんなはれ! 」

「確かに寺内正毅首相は『ビリケン首相』ってよばれてたけどね。
でもどっちかって言うと僕のほうができたの先だからなあ。
寺内首相の頭の形が僕に似てたから。
マスコットキャラ界ってのものどうかと思うなあ。 」

「わてのモデルの小泉首相は、戦後三位の長期政権やった。
せやけどわてはあっという間に飽きられてしもた。わては
小泉首相を恨んだ。何でお前だけそんなに長持ちすんねんと。 」

「近年まれに見る逆恨みだなあ。」

「せやから、わてもマスコットキャラ界で活躍して、小泉首相を
見返したるんや!ビリケンはんのように! 」

「寺内内閣は2年でつぶれたけどね。米騒動で。」

「たのんます!寺内内閣は『非立憲内閣』てよばれたそうや
おまへんか! 小泉内閣も改憲をめざしてたんや!同じ
憲同士のよしみで、 弟子にしてくれまへんか!」

「できてないじゃないか改憲。」

「おい、シシロー何してるんだ。」

「あ!クールビズはん!」

「クールビズって言うな!俺は羽田孜首相のマスコットキャラ
省エネルックだ!お前ごときがビリケンにならぼうなんて
10年早いんだよ! 」

「なんやて!戦後二番目の短命政権のくせに!」

「なにおう!お前の人気よりは長いぞ!たぶん!」

「というか省エネルックってマスコットキャラじゃないと
思うなあ。」

「なにやってんだい!」

「お、おまはんは!」

「そうよ、松方正義首相のマスコットキャラ、子沢山よ。」

「それはマスコットじゃなくて特徴じゃないかなあ。」

「ふっ、なんとでもお言い。松方正義首相は、明治天皇に
何人子供がいるかと聞かれて、思い出せなくて『後日
調査の上ご報告申し上げます。 』 と答えたぐらい
子沢山なのよ!少子化時代のシシローや省エネとは
格が違うのよ! 」

「なんやて!」

「なんだと!」

「やめて!みんなやめて!」

「ニ、ニコポン…。」

「みんな、同じマスコットキャラどうしじゃない!
同じマスコットキャラどうし、けんかしてどうなるって
いうのよ! 」

「同じじゃないと思うなあ。」

「フッ、お前の涙には負けたぜニコポン。」

「堪忍してくんなはれニコポンはん。」

「あたいも言い過ぎたよニコポン。」

「みんな…」

「そろそろ誰か桂太郎首相がニコッと笑って
相手の背中をポンとたたく人心掌握術で知られた
ためにニコポン宰相と呼ばれたことを説明して
くれるといいなあ。」

「ククククク!友情ごっこはそこまでだ!」

「お、お前は!」

「おしゃれ!」

西園寺公望首相が化粧箱を持ち歩くほどおしゃれ
だったということで出てきたマスコットキャラ、
「おしゃれ」。
ほかにおしゃれな首相はいなかったのかという疑問も
吹き飛ばす勢いで現れた彼の目的は?
次回、「蘇った元奴隷!不敵に笑う漢字ニ文字!!」
お楽しみに!


夢は海の彼方

応仁以来の戦乱が、織田信長の手により収束の
方向を見せはじめていた頃の話である 。
羽柴秀吉はその頃、天下を平定せんとする織田信長の
命の下、中国地方に割拠する毛利氏を攻める軍団長と
なっていた。
当面の目標は因幡国(現在の鳥取県)。
因幡国の要、鳥取城には名将吉川経家が拠る。

因幡は毛利家の所領になってからまだ日が浅い。
それ以前は山名氏の統治下であった。その後、一度は
秀吉に攻略されたが、その後ふたたび攻められて毛利の
ものとなった。その際には山名の家臣による毛利への
内応があったとされる。
反復常無い因幡の国人や山名の家臣、そして百戦錬磨の
毛利軍を圧倒するには水も漏らさぬ作戦が必要である。

そこで秀吉が取ったのは兵糧攻めである。
秀吉が「太刀も刀もいらず」と言った戦は大掛かりであった。
商人に命じて鳥取城中や周囲の村々の兵糧を買占め、
周囲を完全に封鎖し城中への兵糧搬入を阻止する。

この作戦の支えとなったのが亀井茲矩である。
茲矩は、出雲国の大名、尼子氏の旧臣。戦前に忠義の
人として賞賛された山中鹿之介とともに尼子氏再興の
ために秀吉の元で戦うこととなった。
茲矩は、対毛利へのゲリラ活動を通じて、因幡国の情勢に
通じていた。先に山名氏を降し、鳥取城を落とせたのも
茲矩の情報があってのことである。
その功で茲矩は因幡国鹿野城主となる。

兵糧攻めの際でも茲矩の情報はまた力を発揮した。
どこの誰が米を隠し持っているか、鳥取城につながるルートは
どこか、すべてわかっていたからこそ水も漏らさぬ作戦が
できたのである。
世に鳥取の渇泣かしと喧伝された戦は、城主吉川経家の
切腹により終わった。
茲矩はその後も戦功を上げ、秀吉は彼をおおいに信頼した。

折りしも信長が明智光秀に討たれた。秀吉は軍を返し、
光秀討伐の挙を起こす。
秀吉にはすでに天下が見えていた。光秀を討てば
日本は自分の思うがままである。茲矩にも功を報いて
やれる。そんな思いか戯れか、茲矩に因幡の国の半分を
与えようとした。
だが茲矩はこう言った。
「それがしは日本の中に欲しい領地はございません。
ただ、琉球の国を頂ければ、たちどころにこれを攻め
取って御覧に入れまする。 」

琉球の国(今の沖縄県)は当時は異国である。
茲矩はその後、朱印船貿易で東南アジアとの交易を
行なったり、自分の城を釈迦生誕地の王舎城と改名した
ことなどから、 異国にたいへん強い興味を持っていたと
される。
秀吉は呵々大笑し、金扇に「亀井琉球守」と書いて茲矩に
渡した。無論の事であるが、琉球が日本の版図となった
ことは過去になく、琉球守の名乗りは空前にして絶後で
ある。

秀吉は天下を平定した後、明国、朝鮮を攻め取らんと
兵を起こした。茲矩と馬があったのもそういう気宇壮大な
ところが似ていたからかもしれない。
茲矩も朝鮮に渡り、各地で戦功をあげた。しかしながら
明軍の支援や、朝鮮の名将李舜臣によって敗れる
事となる。その際に秀吉にもらった金扇を落としてしまい、
李舜臣に拾われたとも言われる。彼の戦歴から言えば
これは極めて大きな恥辱であろう。

茲矩はその後「台州守」の名乗りを許された。台州は
浙江省台州府とも言われる。その名乗りからも、彼が
恥をすすがんとして明打倒の夢を膨らませ続けたことは
確かに読み取れる。

彼の子孫はその後、津和野4万3000石の領主となる。
膨らんだ彼の夢は、鎖国の長い眠りの中で、その一族
子孫達にも受け継がれていったのであろうか。
なお、茲矩の子孫は亀井久興参議院議員(国民新党)、
茲矩の兄吉助の子孫は亀井郁夫参議院議員(国民新党)、
亀井静香衆議院議員(国民新党)などを輩出している。

「だからね、明、ええか?と聞かれるとつい、よくないって
反射的に反対しちゃうわけなんだよね。
で、民営化反対、と。
血のせいなんだよね。悪気はなかったんだよね。 」
「わかりましたから自民党の席じゃなくて国民新党の席に
戻ってくださいよ亀井さんたち。 」


しゅしゅしゅしゅしゅっ

潘基文「おや、大統領閣下、何をしておられるので?」

盧武鉉「おう、外交通商相、見てのとおり、シャドー首脳会談だよ。」

潘基文「シャドー…ボクシングではなくて。」

盧武鉉「小泉の野郎、靖国なんかに参拝しやがって、許さねえぞこの野郎!
     日本は歴史問題に真摯に向き合え!韓国半万年の歴史を知れ!」

潘基文「あの、閣下、わが国は靖国神社問題が解決するまでは小泉首相との
     会談を行なわない方針であると発表したんですが。 」

盧武鉉「確かにそのとおり。こちらから頭を下げて首脳会談を行なうつもりはねえ!
      だが、小泉はいつもサプライズとか言う手段をとってきやがる!
      いつ、どこで、不意打ちの首脳会談を仕掛けてきやがるかわからねえ!
      だから、こうして練習してるのよ! 」

潘基文「閣下、首脳会談というのはだいたい事前に外交部の事務方が折衝して
     から行なうものでして、不意打ちというのはあまり存在しないかと。 」

盧武鉉「ふっ、そうやって俺を油断させようったってそうはいかねえぜ!
     見てろよ小泉!俺の外交をアマチュアだって言った礼は、たっぷり
     させてもらうぜ! 」

潘基文「それを言ったのは我が国の新聞ですが。」

盧武鉉「小泉なんかに負けねえ!それ、ハナ、ドゥル!ハナ、ドゥル! 」

潘基文「…では私は国連事務総長選挙の準備に忙しいのでこれで。」

盧武鉉「待てよ、外交通商相。おめえを呼んだのはほかでもねえ。これを見てくれ。」

潘基文「なんですか、これ…『チキンボーン盧武鉉 VS バカ小泉純一郎 電撃
      韓日首脳会談マッチ 大人 1500円 国家元首 2400円』」

盧武鉉「奴は、小泉は、サプライズとかいう首脳会談を、俺の不意をついて
     やってきやがるつもりだ!だが、そうは問屋がおろさねえ!こっちだって
     むかえ討つ準備は整ってるんだぜってことさ!ちゃんと会場も手配してあるし、
     観客席もできてんだ! 」

潘基文「いくらなんでもリングネームにバカはないかと。」

盧武鉉「外交通商相、おめえ、ニューヨークに行く機会があるだろ?その時に、
      そのチケットを、あいつに…渡してやってくんねえか?」

潘基文「あいつ、とおっしゃいますと。」

盧武鉉「言わせんなよ!あいつ…、ジョージにさ。」

潘基文「ジョージ…ブッシュ大統領ですか。」

盧武鉉「ジョージの奴に、小泉をぶっ倒す、俺の姿を見せてやりてえんだ。
     そうすればあいつも、俺のことを…。 」

潘基文「閣下!以前『個人的にブッシュ大統領は私のことが好きだ』とおっしゃって
     ましたが、そういう意味だったんですか!? 」

盧武鉉「馬鹿野郎!言わせんなって何度言ったらわかるんだよ!おめえはほんとに
      野暮な野郎だよ!ま、そこがおめえのいいところでもあるんだがな。 」

潘基文「お願いですからもうちょっと違った観点からいいところを見つけてください。」

盧武鉉「ああっ、ジョージっ!ジョージっ!ジョーーージっ!
     …いけねえいけねえ、ジョージのことを思い出したら、つい余計なことを考えちまう。
     さあおめえも行った行った、忘れずに渡してこいよ。」

潘基文「あの最後にひとつ確認しておきますが、間もなく小泉首相の任期が終わって、
      もう安倍首相となることは、ご存知ですよね。 」

盧武鉉「なにいっ!」

潘基文「わあっ!閣下の顔がさっきまでとは別人のように!」

盧武鉉「小泉の野郎!どこまで汚ねえんだ!もう首相じゃねえと見せかけて俺を
     油断させて、こっそり首脳会談を仕掛けてきやがるつもりなんだな!
      そうはさせねえ!奴に汚ねえ手を使ったことをたっぷり後悔させてやるぜ!」

潘基文「首相をやめた時点で首脳ではないんですが。」

盧武鉉「テー!ハー!ミン!グク!テー!ハー!ミン!グク!」

潘基文「…では、これで…。」

【国連事務総長予備選挙、韓国の潘基文外交通商相がトップに】
国連の安全保障理事会で28日午後(現地時間)に実施された国連事務総長第3回予備投票で、韓国の
潘基文外交通商相が1位得票者となった。賛成13、反対1、棄権1票の得票は、インドのタルール国連事務次長や
ラトビアのビケフレイベルガ大統領やタイのスラキアット前副首相などの候補を大きく引き離している。
潘外交通商相が多くの国々に支持されているのは外交における長いキャリアと、次の事務総長はアジア出身で
あるべきという国連内のコンセンサス、そして同情票を集めるという潘外交通商相の選挙戦術などがあると関係者の
間では見られている。



 

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