春はなんだかウキウキドキドキしてしまいがち。
でもほら、そんな心の隙を敵国のスパイたちが狙ってるゾ!
敵国のスパイたちが潜んでいそうなところをここで学んで、
レッツ・ワンダフル・スプリング・スパイライフ!

その一 たんす
たんすの角に足の小指などをぶつけてしまったりした
経験はありませんか?
そう、それこそがスパイの仕業です。
足の痛みにあなたが苦しんでいるうちに、お手持ちの
機密書類をミノックスで撮影されているのに違いないのです。
なんという狡猾で憎むべき奴らでしょうか。
そんなわけでたんすのそばを歩く時は注意しましょう。
防虫剤は多めに入れましょう。
その二 自動改札機

自動改札機をとおる時にいわれもなくはさまれたり
したことはありませんか?
そう、それこそがスパイの仕業です。
スパイの奴らは我々の正当な定期をさりげなく期限切れの
ものに取り替えたり、ガムの包み紙に取り替えたりして、
我々を自動改札にはさかんでその隙に要人を誘拐したり
しようとしているのに違いないのです。
これを防ぐためには電車に乗るのをやめましょう。
どうしても乗らなければならない時はトンネルの上から
電車の屋根に飛び降りましょう。架線やパンタグラフは
うまくよけましょう。感電の恐れがあります。
地下鉄に乗る場合には地面の掘削から始めましょう。

その三 バナナの皮
まれにバナナの皮がおちていることがあります。
でも、誰も滑ったりしません。
そう、それこそがスパイの仕業です。
バナナを見たときに誰もが「滑って転ぶのではないかという懸念」
を抱いている心の隙をついて、設計図を盗み出そうとしているのに
違いないのです。
こうした時には、何も考えずにその皮で大いに滑ってやりましょう。
そのご大きな声で笑ってやれば敵のスパイも近寄ってこないでしょう。
その四 月

夜空を飾る月。大変ロマンチックなものです。
でもちょっと待ってください。よく見てみましょう。
三日月が彫りの深くなり、高い鼻を持っていませんか?
外人です。それこそスパイです。
奴らは彫りの深い顔を見せつけているうちに
我々のアタッシェケースから新型機械の見本を
奪い取るつもりに違いないのです。
こうした場合は、どこまでも遠くに走って逃げましょう。
走っても走っても追いかけてくると思いますが、
ほんの8時間も走れば追ってこないはずです。

その五 スパイ神社

スパイ運長久と、諜報成就の祈願のためにスパイ神社に
行かれる方も多いかと思われます。
しかし、よく考えてみてください。まわりは全員スパイです。
これは大変です。甘酒など飲んでいる場合ではありません。
とりあえずお守りを買っておみくじなど引いてから善後策を
かんがえましょう。まわりの経験者のスパイの方の意見を
聞いてみるのもよいかもしれません。