ふたご1
「石やーきいも、おいも♪…石で焼いておいて今更「お」をつけようなどという姿勢は欺瞞にもほどがありませんか。」
ふたご2
「かなりほっておいていい欺瞞であることは確かです。」
ふたご1
「ニュルンベルクっていう街って何か柔らかいものがでてきそうでありますね。」
ふたご2
「にゅるんですからね。」
ふたご1
「そんなニュルンベルク市がただいまキャンペーンを行っているそうです。」
ふたご2
「なんですか。」
ふたご1
「日本でもエコカー補助金とかエコポイントとかあるでしょう。」
ふたご2
「ああそういった類の話ですか。」
ふたご1
「そういった車関連です。」
ふたご2
「なるほど。」
ふたご1
「ニュルンベルク市では、ただいまナンバープレートの変更の際、ナンバー登録料が全額無料となるキャンペーンを行っています。」
ふたご2
「いやそれはなんのために。」
ふたご1
「そもそもドイツでは日本と違って、三文字のアルファベットと数字の組み合わせによるナンバーを自由に選べるのです。」
ふたご2
「縁起のいい番号が高く売れるという国もありますね。」
ふたご1
「ところがそのアルファベットの組み合わせが、あるネオナチテロ組織と同じだったりするのです。」
ふたご2
「それはなんだかいやですね。」
ふたご1
「JAMSTEC地球深部探査センターのナンバープレートが、NASAだったりするぐらいの違和感です。」
ふたご2
「宇宙と地底との差はありますが、たぶんそれほどいやではないと思いますが。」
ふたご1
「何しろヨーロッパではナチスやネオナチに関しては非常に厳しい扱いがされております。そんなわけでその三文字を使ったナンバープレートを交換できるようにしたのです。」
ふたご2
「なるほど。」
ふたご1
「しかしこれがですよ。」
ふたご2
「なんですか。」
ふたご1
「今はアルファベット名称のテロリストだからいいですが、もし数字系のテロリストが活動し始めれば、日本でもそのような対応をとらなければなりませんよ。」
ふたご2
「なんですか数字系って。」
ふたご1
「たとえば1603という組織が動き始めれば、16-03のナンバーは多大な迷惑を。」
ふたご2
「何ですか1603って。」
ふたご1
「1603…、そう、それは徳川家康が江戸幕府を開いた年…。つまり、江戸幕府の最高をもくろむネオ三河武士組織です!」
ふたご2
「なじまないネオだなあ。」
ふたご1
「うかうかしていると日本経済が米中心となって大変なことに。」
ふたご2
「たぶん杞憂だから大丈夫ですよ。」
ふたご1
「そううかうかしていると1467の魔の手が迫りますよ。」
ふたご2
「なんですか今度は。」
ふたご1
「1467…、そう、それは応仁の乱!東軍の再興をもくろむネオ細川氏が!」
ふたご2
「せめて室町幕府を再興させてくださいよ。」
ふたご1
「と言うことは必然的に西軍の再興をもくろむネオ山名氏が。」
ふたご2
「まとめて下克上されてしまえ。」
ふたご1
「そうなると真の西軍は我々だとばかりに、ネオ石田三成が。」
ふたご2
「もう好きにやってください。」
ふたご1
「そうなるとたいへんです。」
ふたご2
「なんですか。」
ふたご1
「数々の組織が数字名を名乗ったために、ナンバープレートで使える数がどんどん減少することに!」
ふたご2
「まあ2000以下が使えないぐらいなら何とかなりますよ。」
ふたご1
「そうもいきません。」
ふたご2
「なんでですか。」
ふたご1
「テロ組織が自ら新たなマンガやラノベを書く可能性です。」
ふたご2
「らのべ?」
ふたご1
「その中で「4024年、ギャラクシー幕府設立」と書き、そしてその再興を訴えるネオギャラクシー三河武士組織があらわれたら…!」
ふたご2
「再興は昔あった物だけにしてください。」
11月16日、幕府は開け開け開くならば