ふたご1

「はーるの小川でさらさら食べるよ♪」


ふたご2

「許すまじお茶漬け感覚」


ふたご1

「城ですが。」


ふたご2

「城?」


ふたご1

「そう、岐阜城です。」


ふたご2

「あの、岐阜の。」


ふたご1

「そう、難攻不落で知られ、戦国時代の100年のうちにわずか5回しか落城していないという伝説の名城です。」


ふたご2

「わずかといわれてもなあ。」


ふたご1

「そんな岐阜城が、本年めでたく築城810年!」


ふたご2

「そんなむかしからあったんですか。」


ふたご1

「…本当は、当時は岐阜じゃなかったし、途中で廃城になってるし…。」


ふたご2

「こらこら。」


ふたご1

「しかし家の戦国の梟雄斎藤道三が築城してから今年で472年!」


ふたご2

「また半端な数字だなあ。。」


ふたご1

「でもその当時も岐阜じゃないし…。」


ふたご2

「じゃあいちいち引き合いに出さなくてもいいから。」


ふたご1

「ですが、戦国の風雲児織田信長が入城して、岐阜城と改めてから今年で444年!」


ふたご2

「まあ今回はきりがいいですが。」


ふたご1

「でも、関ヶ原の戦いで落城して、翌年の1601年には落城して、そこからなら410年になってまだきりがいいし…。」


ふたご2

「そろそろ岐阜城関係者が怒鳴り込んできそうな感じになってきたぞ。」


ふたご1

「でも、1910年に復興天守が出来てからなら、今年で101年目!」


ふたご2

「そこまでいったら去年にしておくれ。。」

ふたご1

「という城の歴史とは直接関係なく、ロープウェーの改修が修理した記念の話です。」


ふたご2

「てめえこの野郎。」


ふたご1

「そんなロープウェーの料金が、今なら片道無料になるキャンペーン!」


ふたご2

「それはまあお得ですが。」


ふたご1

「ただ、全員が無料というわけではありません。」


ふたご2

「そうなんですか。」


ふたご1

「特定の名字の方だけです。」


ふたご2

「名字?」


ふたご1

「そう、かつての城主と同じ織田さんなら片道無料です。」


ふたご2

「織田って言う名字は少ないですからあんまり恩恵にあずかれそうにないですね。」


ふたご1

「ご安心ください。豊臣さんも大丈夫です。」


ふたご2

「余計少ない。」


ふたご1

「他には歴代城主などゆかりのある斎藤、池田、竹中、佐藤、伊賀、長井といった名字の方も大丈夫のようです。」


ふたご2

「まあそれなら範囲も広いですね。」


ふたご1

「ただ、斎藤さんはともかく、斉藤さんや齋藤さん、齊藤さんの扱いはどうなるのか疑問も尽きないところです。」


ふたご2

「それぐらいは融通が利きそうなものですが。」


ふたご1

「しかしまあ日本だからこそこのような企画も成立するわけで。」


ふたご2

「そうなんですか?」


ふたご1

「ヨーロッパの城だったら、ゆかりの姓となるとザクセン=コーブルク=ゴータとか、 ツー・ホーエンローエ=ランゲンブルクとか、フォン・ザクセン=コーブルク=ザールフェルトとか、なかなかありえない姓ばかりになってしまいますからね。」


ふたご2
「やたらと長いな、むこうの王侯貴族は。」

ふたご1

「名前にしてもたいへんです。 フランシスカ・カロリーナ・ジョアンナ・カルロッタ・レオポルディナ・ロマナ・クサヴィエ・デ・パウラ・ミカエラ・ガブリエラ・ラファエラ・ゴンザガさんとか、同じ名前の人がいるかどうか。 」


ふたご2

「いたらいたでたいへんですね。」


ふたご1

「岐阜城が日本にあって本当によかったです。」


ふたご2

「そうなんですか。」


ふたご1

「もし岐阜城が銀河系ゾートーバ星域タドガレソン星系のズドンバ星のエヌマグ国浜川島新田にあったらどんなことになっていたか…」


ふたご2
「誰がどんなことになる回答を出せるというのだ。」

3月11日、浜川島新田には本能寺もあり

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