ふたご1

「♪ダイジェスティブな生地のクッキー その背中には 海を渡る  船模様の チョコが アルフォート(たーたーたー) 残酷なブルボンのエリーゼ♪ 」


ふたご2

「モンドセレクション金賞受賞おめでとう。」


ふたご1

「お金持ちの国であると知られる日本ですが。」


ふたご2

「なんですか。」


ふたご1

「クレジット会社大手のVISAが世界で行った調査によると、家計の中で占める、使い道を覚えていないお金、つまり使途不明金の割合が一番少ないのが日本人だそうです。」


ふたご2

「きっちりしているんですねえ。」


ふたご1

「その額、全体の使用額のわずか6%。」


ふたご2

「それは多いんですかね少ないんですかね。」


ふたご1

「これは二位のアメリカを3%も引き離す大勝利です。」


ふたご2

「勝利なのか。」


ふたご1

「一方、韓国は13%。」


ふたご2

「一割もですか。」


ふたご1

「これがインドや中東になると3割を超えます。」


ふたご2

「いやそれはさすがに忘れすぎでは。」


ふたご1

「最高点はオーストラリアの34%です。」


ふたご2

「3分の1超えますか。」


ふたご1

「つまり、これらの国々では、経済の3割がどう使ったかわからないお金で動いていると言っても過言ではないのです。」


ふたご2

「間違いなく過言でしょう。」


ふたご1

「そんな国なら、国の財政も気づかないうちに3割ほど使ってしまっても不思議ではありません。」


ふたご2

「こらこら。」


ふたご1

「だから、気づかないうちに核武装とかしてしまったりしても不思議ではないのです。」


ふたご2

「こらこらこらこら。」

ふたご1

「ですが、このような計画性のないことでは困ります。」


ふたご2

「そりゃそうですが。」


ふたご1

「ですから、もっと忘れにくくするために手を打ちましょう。」


ふたご2

「家計簿付けるとかですか。」


ふたご1

「そんなめんどくさいことするぐらいならお金を使わない方がましです。」


ふたご2

「なんという怠惰。」


ふたご1

「ですから何かお金を使った時には、使い道がわかるように記録してくれればいいのです。」


ふたご2

「それ、レシートとか領収書という奴では。」


ふたご1

「そんなものとっておくくらいなら、七夕の短冊を一年中書いている方がましです。」


ふたご2

「願いを叶える前に金を数えろ。」


ふたご1

「もっと簡単に、しかも手間がかからず、楽な解決法があるはずなのです。」


ふたご2

「三つ言いましたが、だいたい同じ意味ですね。」


ふたご1

「よく考えてみてください、物事を忘れにくくするためには何が有効でしょうか。」


ふたご2

「なんですか。」


ふたご1

「それはやはり、ごろあわせです。」


ふたご2

「ごろあわせ?」


ふたご1

「歴史の年号のような無味乾燥な数字の羅列ですら、ごろあわせがあれば簡単に記憶できるのです。」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「たとえばジャムパンを買って1549円払ったとしましょう。」


ふたご2
「ジャムパンに1549円も支払うことがあるのですか。」

ふたご1

「これを『以後よく(1549)伝えるジャムパン』と覚えればいいのです。あとキリスト教伝来でもあります」


ふたご2

「キリスト教徒ジャムパンをいっしょに覚えてもなあ。」


ふたご1

「ほかにも『鳴くよ(794)ウグイスプラズマテレビ』や『いざご参拝(538)フェラーリテスタロッサ』などがありますね。」


ふたご2

「安いにもほどがありませんか両製品」


ふたご1

「あとはそう『一味さんざん(1333)家計簿』。」


ふたご2
「買ったら使え。」

4月30日、ジャムパンハムしろジャムよりパンのほうがおいしいと思う心を持っていても、ジャムパンにジャムがないと怒るだろう。人間とはそういうものである(シラー)

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