ふたご１

「浴衣の君は〜鈴木の観察〜♪」


ふたご２

「観察対象が多いにもほどがありますが。」


ふたご１

「フランスの大統領として知られるサルコジ大統領ですが。」


ふたご２

「はい。」
ふたご１

「身長が168cmだそうです。」


ふたご２

「はあ。」


ふたご１

「しかしサルコジ大統領はそのことを気に病んで、側近など近くに集まる人の身長を低くして、自分を大きく見せようとしているとベルギーのテレビ局が伝えたそうです。」


ふたご２

「そうなんですか。」
ふたご１

「身長が低いことを気にしている国家元首の方は意外と多く、特に社会主義国家の指導者の人は、絵などではとても大きくかかれる傾向があります。」


ふたご２

「それはプロパガンダポスターでは。」


ふたご１

「北朝鮮の金正日総書記もシークレットシューズを履いていることで世界的に知られています。」
ふたご２

「もはや全くシークレットではありませんね。」
ふたご１

「サルコジ首相もまわりの人を低くしたり、台に乗ってスピーチをしたりと苦労が絶えないのです。」


ふたご２

「そんなに高くしないといけないですか。」


ふたご１

「指導者の割に背が低いとナポレオンやヒトラーのように後世に渡ってバカにされてしまいますからね。」


ふたご２

「そういえばそうですねえ。」


ふたご１

「ちなみにヒトラーの身長は175cmで、サルコジさんより7cm高いです。」


ふたご２

「こらこら。」


ふたご１

「さて、そんなヒトラーより7cm背が低いサルコジさんですが。」


ふたご２

「東洋の片隅で傷口をえぐるなよ。」


ふたご１

「こういう細工が暴露されてしまうととても恥ずかしいです。」


ふたご２

「まあ小細工と思われますからね。」

ふたご１

「ですから次はできるだけばれない小細工を何かサルコジ大統領のために考えましょう。」


ふたご２

「事前に小細工と言うな。」


ふたご１

「まずできるだけ周囲に人が立たないようにします。」


ふたご２

「それは大事ですね。」


ふたご１

「そして会見する場所をヴェルサイユ宮殿やエッフェル塔、凱旋門といった名所に決めます。」


ふたご２

「はあ。」


ふたご１

「すると人々の視線は名所のすばらしさに引きつけられ、身長が低いとか高いとか、大統領が何を言っているのかといった些細なことは気にならなくなります。」
ふたご２

「気にしろよ。」


ふたご１

「それにサルコジ大統領も顔はめ看板に顔を入れているので、身長もわかりませんしね。」


ふたご２

「おフランスに顔はめ看板はないっ。」


ふたご１

「ええっ!?」


ふたご２

「驚くな。」
ふたご１

「何てことでしょう。今まで築き上げてきた計画が…。」
ふたご２

「構想の時点で間違えていますね。」


ふたご１

「では次の作戦です。」
ふたご２

「なんですか。」


ふたご１

「フランスと言えばバカンスです。」


ふたご２

「そうですか。」


ふたご１

「ですから日本と違って、休むことに対する抵抗感がないのです。」


ふたご２
 「そうなんですか。」

ふたご１

「ですからサルコジ大統領も床に寝転がって休みながら会見をすればいいのです。　」


ふたご２

「そこまでフランス人は許しますか。」


ふたご１

「背が高い低いというのは比べる物があるから感じるので、比較対象がない床ならそう目立ってて見えないわけです。」


ふたご２

「でもだらけてるようにしか見えないのですが。」


ふたご１

「むにゃむにゃ、もう政権とれないよう…。」
ふたご２
 「寝るな寝るな。」

9月18日、鳩山首相、首相の立ち会見を廃止し、ごろ寝会見を開始

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