ふたご1

「食欲の秋!読書の秋!食書の秋!」


ふたご2

「食うものは選んでください。」


ふたご1

「北朝鮮の金正日総書記の後継者と見られている三男の金正雲氏ですが。」


ふたご2

「なにかと見られていることが多い国ですね。」


ふたご1

「実は金正雲氏ではないのではないかとう見解が強まってきました。」


ふたご2

「どういうことですか。」


ふたご1

「金正まではおそらく正しいのですが、最後の雲というのが字が違うのではないかということです。」


ふたご2

「そうなんですか。」


ふたご1

「朝鮮半島ではハングルの表記が主流なので、人名ぐらいでしか漢字が用いられなくなっているのです。」


ふたご2

「なるほどそれでは混乱しているのですか。」


ふたご1

「現在韓国の統一省では『銀』や『雲』の字を有力視しているそうです。」


ふたご2

「まだハッキリしてないのですか。」


ふたご1

「なにしろ正式な表記が見られないので。」


ふたご2

「そうなんですか。」


ふたご1

「ひょっとすると、統一省は基本的な過ちを犯しているかもしれません。」


ふたご2

「なにがですか。」


ふたご1

「ひょっとすると、金正ウンなのかもしれません。」


ふたご2

「どういうことですか。」


ふたご1

「つまり漢字ではないのではないかということです。」


ふたご2

「なるほど。」


ふたご1

「日本でもひらがなやカタカナの名前がありますが、韓国でもハングルだけの名前が増えているのです。」


ふたご2

「なるほど金さんのむすこさんもそれであると。」

ふたご1

「しかし、相手は北朝鮮です。その常識すら軽々と越えてくるかもしれません。」


ふたご2

「越えるのですか。」


ふたご1

「たとえば、最近ではパキスタンやイランと核やミサイルで何かの関係を持っているのではないかという疑惑がささやかれています。」


ふたご2

「ありますねえ。」


ふたご1

「こうした国々との関係を強めるのは利害だけではなく、相手に親近感を持たせることが必要なのです。」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「そんなときに、相手の名前に自分の国の文字を見かけたらどうでしょうか。」


ふたご2

「え。」


ふたご1

「そうです。ウンという字は、イランやパキスタンで用いられているアラビア文字やなのかもしれないのです。」


ふたご2

「漢字とのまぜがきだと読みづらいことこの上ないですね。」


ふたご1

「また、他の可能性も考えられます。」


ふたご2

「なんですか。」


ふたご1

「北朝鮮では最高指導者の世襲が続いているため、しばしば金王朝と揶揄されます。」


ふたご2

「まあそうですね。」


ふたご1

「王朝と考えると、金正日総書記は王、キムジョンウン氏は王子です。」


ふたご2

「まあそうなりますね。」


ふたご1

「つまり、キムジョンウン氏はプリンスなのです。」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「プリンスと言えばアメリカの歌手です」


ふたご2
「はあ。」

ふたご1

「そしてプリンスさんと言えば、変な記号に改名したことで知られています。」


ふたご2

「そんなこともありましたか。」


ふたご1

「つまりキムジョンウン氏の『ウン』も何かしら変な記号である可能性もあるのです。」


ふたご2

「変な記号って。」


ふたご1

「ですから、もし彼に出会った時には『変な記号ー。』と呼んで確認してみてください。」


ふたご2
「プリンスも『変な記号』とは読みません。」

10月9日、the end of genesis T.M.R. evolution turbo type D

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