ふたご1

「昨日、某有名スポーツ選手が母親が起こしてくれなかったために、北京オリンピックで金メダルがとれなかったとして母親を訴えるから、明後日までに起こしてくれと頼んでまた寝たそうですよ。」


ふたご2

「睡眠の競技化を求めた方がいいですね。」


ふたご1

「ナイジェリアはイスラム教国なので、イスラム法にそった裁判が行われます。」


ふたご2
「はあ。」

ふたご1

「そんなわけなので、男性は4人まで妻を持ってもいいのです。」


ふたご2

「そうらしいですね。」


ふたご1

「しかし86人を妻にすると死刑になるそうです。」


ふたご2
「はちじゅうろくにんですか。」
ふたご1

「この男性に対し、ナイジェリアの法廷では、86-4=82ということで、三日以内に82人と離婚しないと死刑にするという判決を下したそうです。」


ふたご2

「何で三日なんでしょうか。」


ふたご1

「そうですね、裁判所も情というものがあるなら、82人分の結婚記念日まで待ってあげるのがいいと思います。」


ふたご2

「いつになるんだ。」


ふたご1

「しかし男性は離婚せず、もっと結婚する気だそうです。」


ふたご2

「とんでもなく元気ですねえ。」


ふたご1

「元気というよりは、これはもはや結婚欲のかたまりでしょう。」


ふたご2

「結婚欲?」


ふたご1

「普通の人も結婚したいという気持ちはありますが、彼はそれが人の86倍以上あるのです。」


ふたご2

「そうなんでしょうか。」


ふたご1

「ですから、無理に死刑にさせず、結婚欲を満足させてあげる事で丸く収まらないでしょうか。」


ふたご2

「満足といってもねえ。」


ふたご1

「というわけで、アブジャウエディングパークが建設されたのです。」


ふたご2
「なんですかそれは。」

ふたご1

「ナイジェリアの首都、アブジャにある、世界初の結婚テーマパークです。」


ふたご2

「あるって断言するなよ。」


ふたご1

「この被告にも、1年分のフリーパスチケットでもあげれば、結婚欲が満たされて一人か二人の結婚で我慢できるようになるでしょう。」


ふたご2

「84人分ぐらいは解消できますか。」


ふたご1

「普通の人ならもうかっすかすになります。」


ふたご2

「ああ結婚欲がマイナスに。」


ふたご1

「そんな結婚テーマパークに入ると、中国の皇帝君や嵯峨天皇君や徳川家斉君がお出迎え。」


ふたご2

「そういった人は結婚とはちょっと違うのでは。」


ふたご1

「園内にいる間は婚姻届にはんこを押し放題、結婚指輪交換し放題です。」


ふたご2

「イスラムにあるんですかそれ。」


ふたご1

「そしてスペース・ワイド・トレジャー・エクスプレスに乗って快適な旅です。」


ふたご2

「なんですかそれは。」


ふたご1

「嫁入り道具を人々に見せびらかすための、透明のトラックです。」


ふたご2

「それは名古屋にしかないです。」


ふたご1

「それから降りると、屋根の上からお菓子が巻かれます。」


ふたご2

「かなり一部の風習ですが。」


ふたご1

「そしていよいよケーキカットです。」


ふたご2

「やっと納得できそうなところができました。」


ふたご1

「普通のケーキの300倍のかたさを持つと言われるケーキ。共同作業の後での充実度も300倍と言われています。」


ふたご2
「そんなところで判断するな。」

ふたご1

「さらに充実のハネムーン体験。」


ふたご2

「それはいいですね。」


ふたご1

「通常の早さの2倍で離着陸する飛行機を用いているので、成田離婚の速度も二倍です。」


ふたご2

「離婚するのかよ。」


ふたご1

「そうして、屋根の上からこの旅行で買ったマカデミアナッツチョコがばらまかれるのです。」


ふたご2
「こんなところで満たされる結婚欲はむなしいなあ。」

9月5日、きつねもよめいり。

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