ふたご1

「パイレーツ・オブ・火事義丹!」


ふたご2

「もう離婚してずいぶんたつんですからそっとしておいてあげてください。」


ふたご1

「冬季オリンピック開催が決まったロシアのソチですが。」


ふたご2
「はい。」

ふたご1

「最近離婚が多発しているそうです。」


ふたご2

「なんでまた。」


ふたご1

「冬季オリンピックだけに、夫婦の関係も凍り付いてしまったのかと誰もが考えますが。」


ふたご2
「誰もにみんなを入れないでください。」
ふたご1

「実際は、競技施設建設のために立ち退きを求められている人たちが、離婚することによって世帯数を増やし補償を多くもらおうともくろんだということです。」


ふたご2

「偽装離婚ですか。」


ふたご1
「あまりに急増したので、市役所では離婚届の受付を中止してしまいました。」
ふたご2
「まあそりゃそうですね。」
ふたご1

「補償を多くもらおうとする人々のもくろみはつるっと滑ってしまったわけだと、誰もが思うでしょう。」


ふたご2

「ですから人を巻き込むのはやめてください。」


ふたご1
「しかしながら、こういう事では本当に離婚したい人が困ってしまいます。」

ふたご2

「まあそうですねえ。」


ふたご1

「そういうわけなので本当に離婚したい人がいるかどうかを測定する方法を考えました。」


ふたご2

「まあそれで本当に離婚したい人ができればいいですが。」


ふたご1

「まずスキーを履きます。 」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「そしてジャンプ台の上に立ちます。」


ふたご2
「わあ。」

ふたご1

「もし本当に離婚したいと思っているなら、相手を突き落とせるはずだ。」


ふたご2
「なるほど相手を憎いと思っていれば。」

ふたご1

「しかしながら憎いから別れるんじゃない、お互いのことを本当に思うから別れるんだ、という場合もあります。」


ふたご2

「そんなこともありますが。」


ふたご1

「そういう場合はジャンプ台の下に保険金をかけるゾーンがありますので、相手にたくさん現金が入るんだと思えば気軽につきおとせます。」


ふたご2
「結局金目当てじゃないか。」

ふたご1

「まあオリンピックだけに金を目指すのだと誰もが思うでしょう。」


ふたご2

「だから誰もがに入れるなと。」


ふたご1

「中古車取扱いのガリバーの調査によると、景気が良くなると暗い色の車がよく出回る傾向にあるそうです。」


ふたご2

「なんだかそういう風な話がありますね。」


ふたご1

「歌謡界でも、景気がいいと暗い歌がよく売れるなどの効果がよく知られています。」


ふたご2
「はあそういうものですか。」
ふたご1
「つまり現実が明るいので暗さを娯楽として楽しめる人が増えるからではないかとも思えます。」
ふたご2

「そうかもしれませんね。」


ふたご1

「逆に言えば、景気が悪い時に暗い歌や暗い物を流行らせれば景気が良くなると言うわけです。」


ふたご2

「逆にはならないでしょう。」


ふたご1

「どうしてですか。」


ふたご2

「いや、景気が悪い時にはそもそもそういうものが流行らないのであって。」


ふたご1

「そこをなんとか。」


ふたご2
「なんとかと言われてもねえ。買うのはその景気の影響下にいる人ですから。」

ふたご1

「では一見明るく見えて実は暗い色の車で大衆を騙しましょう。」


ふたご2

「どういう色なんですかそれは。」


ふたご1

「たとえば卵を黒色のクレヨンで塗ります。」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「それを水の入ったコップに入れると、あら不思議、銀色に!」


ふたご2
「車に生かせるアイデアかどうか考えてから物を言ってください。」

7月20日、ある種の葉っぱを水に入れても、あら不思議銀色に。

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