このコンテンツは複雑に入り組んだ現代に鋭いメスを入れるべく、
先週に世界やら日本やらその辺で起こったさまざまな出来事を、
そこらへんでウダウダと双子が語り合う、毒にも薬にもならないものである!


  
ふたご1

「パイレーツ・オブ・愛知パン!」


ふたご2

「いわゆる小倉トーストですか。」


ふたご1

「カナダの空港では治安維持措置が見直されることになったそうですよ。」


ふたご2
「なんですかそれは。」

ふたご1

「アメリカの同時多発テロ以来、空港の警戒措置が厳しくなっていたのですが、さすがに厳しすぎたということで緩和されるのです。」


ふたご2

「でも厳しいに越したことはないと思いますがねえ。」


ふたご1

「ですがカナダの措置はちょっと厳しすぎました。」


ふたご2
「なんなんですか。」
ふたご1

「たとえば会話に『爆弾』とか『銃』という単語が出てきただけで通報の対象となっていました。」


ふたご2

「それだけでですか。」


ふたご1
「こんな事では落ち着いて大阪プロレスの話もできません。」
ふたご2
「大阪プロレスのレスラー、スペル・デルフィンさんの奥さんの早坂好恵さんが昔爆弾小娘と呼ばれていたという話をカナダでしないでください。」
ふたご1

「さすがにそういうことでいちいち警察が出てくるのも問題です。」


ふたご2

「まあそれにテロリストがわざわざそう言うことを空港で言うかどうかという問題もありそうですが。」


ふたご1
「そういうわけで、もっと直接的な話をした場合のみに逮捕されることとなったそうです。」

ふたご2

「直接的ですか。」


ふたご1

「たとえば『爆弾が中に入っているからスーツケースをよく調べたほうがいい』とか。」


ふたご2

「それは直接的ですね。」


ふたご1

「『32Fの座席の客がマシンガンを持っている』とか 」


ふたご2

「それは迷惑ですね。」


ふたご1

「一方で、『ハーイ!ジャック!』等の発言にも警告が加えられるそうです。」


ふたご2
「空港でそういうことを言う行為はたしかに警告したほうがいいですね。別の意味でも。」

ふたご1

「しかし緩和されたと言っても、何が危険な発言かどうかは職員の裁量に任せられるのです。」


ふたご2
「それでは何が危険かはっきりわかりませんね。」

ふたご1

「というわけなので、これからカナダの空港にしゃべりに行く人のために何の話をしたら危険かをお教えいたしましょう。」


ふたご2

「カナダに行く目的はしゃべりじゃないとはおもいますが。」


ふたご1

「たとえば『この水を一滴一滴飛行機にたらしつづければ、やがて機体に穴が開くであろう』これはアウトです。」


ふたご2
「何年スパンの話ですか。」

ふたご1

「さらに『この高度一万フィートの飛行機中で修行することで、驚異的な破壊力を身につけ、飛行機撃墜拳をマスターしてやるぜ!』もアウトです。」


ふたご2

「飛行時間ですますとは修行をなめすぎですね。」


ふたご1

「そして『このエコノミークラスの席で水分をとらずに座り続けることで血栓を作り、それをものすごい勢いで発射してパイロットの息の根を止めてやるぜ。』これもアウトです。」


ふたご2

「その前に自分の息の根が止まりそうですが。」


ふたご1

「『こんな鉄のかたまりが空を飛ぶなんて信じられない』これもアウトです。」


ふたご2
「なぜ。」
ふたご1
「『鉄じゃなくてジュラルミンだって信じられない』これまたアウトです。」
ふたご2

「だからなぜ。」


ふたご1

「『この世に魔法なんて存在するわけが無いじゃないか』これもアウトです。」


ふたご2

「なぜだと言ってるんだが。」


ふたご1

「教育問題がいろいろと話題になっている世の中ですが。」


ふたご2

「はい。」


ふたご1

「イギリスでは中学で教えるべき歴史上の人物のリストから、チャーチルが外れたとして問題になっているそうです。」


ふたご2
「チャーチルとといえば第二次世界大戦でイギリスを勝利に導いた人なんですがねえ。」

ふたご1

「ほかにもヒトラーやガンジーやスターリンもはずれてしまったそうです。」


ふたご2

「またどえらい歴史上の人物ばかりですが。」


ふたご1

「まあ学校の限られた時間内で教えるのですから、ちょっと省略しなければなら内のはやむを得ないのかも知れません。」


ふたご2

「しかし今あげられた人物抜きで歴史を教えるのも難しそうですが。」


ふたご1

「ですので『およそ政治家』で代用して教育を。」


ふたご2
「円周率じゃないんですから。」

7月13日、ゆとりイギリス料理。

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