ふたご1

「サーフィンインザUGA!」


ふたご2

「内陸国のウガンダでサーフィンをするのはなかなかたいへんですね。」


ふたご1

「イギリスで新生児の名前の調査が行われたのですが。」


ふたご2
「日本でもありますね。」

ふたご1

「その結果、昨年イギリスで生まれた男の子の名前で、2番目に多いのがムハンマドだったということがわかったのです。」


ふたご2

「イギリスと言えばジャックとかジョンとかのイメージですが。」


ふたご1

「近年ではバングラデシュなどからのイスラム系の移民が多いですし、それらの家庭は出生率も高いのでこういう結果になったそうです。」


ふたご2
「なるほどねえ。」
ふたご1

「代表的なイギリス人の名前がジョン・スミスだったのが、ムハンマド・スミスになるひも遠くないのかも知れません。」


ふたご2

「いやムハンマドと名付ける家庭の姓はスミスとは違うでしょうが。」


ふたご1
「 ロイヤルバンク・オブ・スコットランド銀行のキャッシュカードの見本も、ムハンマド・。ロイヤルバンク・オブ・スコットランドに。」
ふたご2
「そういうユウセイ ハナコやスミトモ タロウみたいなことはイギリスでやってるんですか。」
ふたご1

「もし猟奇犯罪事件が起これば犯人は切り裂きムハンマドに。」


ふたご2

「ジャックですけど。」


ふたご1
「飛行機や船の乗っ取りをハイムハンマドというように。」

ふたご2

「たしかに『ハーイ!ジャック!』と言うことからハイジャックと言うようになったそうですけどねえ。」


ふたご1

「イギリス落語家も桂ムハンマドムハンマドに。」


ふたご2

「それは桂雀々で日本上方落語家。」


ふたご1

「とある芸術家が、フランスで逮捕されたそうです。」


ふたご2

「またなんでですか。」


ふたご1

「モンブランの山頂を赤く塗ろうとしたというのです。」


ふたご2
「よくわかりませんが。」

ふたご1

「地球環境問題へのメッセージとして、氷山を赤く塗ったり、脂肪吸引で取り出した自分の脂肪をミートボールにしたりしているそうです。」


ふたご2
「まあ芸術家のやることですから深くは考えませんが。」

ふたご1

「しかしかつて同じような計画は結構行われているのです。」


ふたご2

「なんですか。」


ふたご1

「たとえば最近は中国で、山を緑化のために緑色のペンキで塗ったということが。」


ふたご2
「まあ文字通りの緑化ではありますが。」

ふたご1

「そして風水のために山を赤色に塗った人まで出てきました。」


ふたご2

「山を塗るほどのペンキの代金をほかに使ったほうがいいとは思いますが。」


ふたご1

「そして第二次世界大戦中には、日本人の精神にダメージを与えることを目的として、富士山をペンキで真っ赤に塗ろうとした米軍の存在が。」


ふたご2

「むしろそういう計画を思いつく相手に負けたというほうがダメージがでかいです。」


ふたご1

「そういうことから考えると、今回の芸術家の行動には先駆性がないですね。」


ふたご2
「まあ意味合いが違うとは思いますが。」
ふたご1
「どうせ赤く塗るならほかのものを赤く塗ったほうがいいと思います。」
ふたご2

「なにをですか。」


ふたご1

「やはり、森林資源を浪費する紙を大量に使う現代社会への警鐘としてですね。」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「郵便ポストを赤く塗るとかですね。」


ふたご2

「もともと赤いですよ。」


ふたご1

「そう、そのもともと赤いものをさらに赤く塗るという無意味な行為、我々人間の活動もそれと同じような無意味な行為をしているのではないかという警鐘です。」

ふたご2
「そうきくとなにか意味がありそうな。」

ふたご1

「ただ、フランスのポストは黄色、アメリカのポストは青、中国のポストは緑なんですが。」


ふたご2

「全く意図と違いますよ。」


ふたご1

「仕方がないので赤く塗ってからふたたび赤く塗り直すという警鐘の長期計画を。」


ふたご2

「その間に当局に塗り直されそうですが。」


ふたご1

「さらにその上に赤いペンキを何度も重ね塗りすることで、輪島塗のような美しいポストになるという警鐘が!」


ふたご2
「警鐘の意味を深く考えないと大変なことになりますよ。」

6月8日、闘魂警鐘。

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