ふたご1

「俺はこの魔女をハイジャックした。要求は、俺の右手発獲物行きだ!」


ふたご2

「魔女狩りは魔女でするものではありません。魔女をするものです。」


ふたご1

「来年北京で開かれると言われる北京オリンピックですが。」


ふたご2
「北京で開かれるから北京オリンピックです。」

ふたご1

「組織委員会の趙東鳴文化活動部長の発言が問題視されているそうです。」


ふたご2

「なんなんでしょうか。」


ふたご1

「メダル授与式でのアシスタントの女性を、『若さと美しさ』を基準にして選ぶ。と発言したのが女性に対する差別発言だとして、国際人権団体のヒューマン・ライツ・ウォッチから抗議されているそうです。」


ふたご2
「ははあ。」
ふたご1

「たしかにこういうアシスタントには若い美人が多く選ばれてきました。」


ふたご2

「まあ若さと美しさも能力ですからね。」


ふたご1

「しかし、その若さや美しさは、メダル授与のアシスタントの仕事に必要な能力か、と言われればどうでしょうか。」


ふたご2
「メダル授与のアシスタントの能力って何ですか。」
ふたご1

「たとえば、金と銀と銅のメダルを素早く見分けることのできる判断力。」


ふたご2

「誰でも出来ます。」


ふたご1

「そしてメダル授与を行う役員に渡すことの出来るパス力。」


ふたご2

「なんだパス力。」


ふたご1

「そしてメダルを取れなかった選手達の襲撃からメダルを守る戦闘力。」


ふたご2

「そんな光景一度も見たこと無いですが。」


ふたご1

「そしてその光景をメディアに流させないようにする権力。」


ふたご2

「生放送だろうがあれ。」


ふたご1

「このような能力を持った人をどうやって選ぶか。それは若さや美しさを基準にして選べるのか。」


ふたご2
「権力をどうやって選ぶんだ。」

ふたご1

「公正に選ぶ方法はひとつしかありません。」


ふたご2
「なんですか。」

ふたご1

「事前にメダル授与アシスタント能力を競う、メダル授与アシスタントオリンピックを開催するのです!」


ふたご2

「どんな競技をやるんですか。」


ふたご1

「このオリンピックで公正に競い、その勝利者をメダル授与アシスタントにすればいいのです!」


ふたご2
「だからどんな競技なんですか。」

ふたご1

「厳しい競技を勝ち抜いてきた事を人々が知れば、そのメダル授与アシスタントぶりにも説得力が出るというものです。」


ふたご2

「厳しさ以前にどんな競技かを聞いてるんですが。」


ふたご1

「ただ、ひとつだけ問題点がありまして。」


ふたご2

「どんな競技かという問題は。」


ふたご1

「このオリンピックでの表彰式で、一体誰がメダル授与アシスタントをすればいいのか、ということです。」


ふたご2
「だからそれ以前に競技は。」
ふたご1
「メダル授与アシスタントオリンピックメダル授与アシスタントオリンピック、そしてメダル授与アシスタントオリンピックをするためには、北京オリンピックの日程を考えるとあまりにも時間がありません。」
ふたご2

「競技を考える時間はあったのか。」


ふたご1

「というわけなので、がんばれ、ニッポン!」


ふたご2

「まとめになるか!」


ふたご1

「イギリスの国歌と言えばゴッド・セイブ・ザ・クイーンですが。」


ふたご2

「はい。」


ふたご1

「歌詞の一部に『スコットランドを粉砕』という意味の部分があり、問題になっているそうです。」


ふたご2
「まあ今ではスコットランドはイギリスの一部ですからねえ。」

ふたご1

「スコットランドとイングランドが合同してからちょうど300年となったのでこのような問題も明るみに出たというわけです。」


ふたご2

「ということは300年間ほったらかしですか。」


ふたご1

「それどころかこの歌が出来たのは1745年、合同した後です。しかし問題の歌詞は6番なので、気づかなくても無理はないかも知れません。」


ふたご2

「250年もあればたまに歌うこともあるでしょうが。」


ふたご1

「そこまで歌詞を覚えられないので、全員ハミングで歌っていたものですから。」


ふたご2
「無理して歌わんでいい。」

12月7日、リヒテンシュタインの国歌も歌えるのでお得なハミング。

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