ふたご1

「歳末助け合い運動に便乗した助け魔が横行しています!一方的に助ける振る舞いを許しては置けません!助けましょう!」


ふたご2

「救いがたい話だなあ。」


ふたご1

「中国の新華社通信で、胡錦濤主席の名前を間違えたとして、編集者二人が処分されたそうです。」


ふたご2
「あれまあ。」

ふたご1

「胡錦濤と書くべきところを胡錦鋳と書いてしまったのだそうです。」


ふたご2

「そんなことで処分されるんですねえ。」


ふたご1

「日本の場合だと考えられませんね。」


ふたご2
「そうですねえ。」
ふたご1

「安部首相を阿部首相と書いたり安陪首相と書いてみても安武首相に失礼だとしてアヴェ首相から圧力がかかって処分されたりはしないですからね。」


ふたご2
「正解は安倍首相ですよ。」

ふたご1

「戦前の新聞社ではこうした事故を防ぐために『天皇陛下』と一続きで作った活字を使って誤植を防いでいたそうです。」


ふたご2

「しかし現在のようなワープロソフトで変換するようになった時代だとそうも行かないですね。」


ふたご1
「戦前では『全能全智と称せられる露国皇帝』とするべきところを『無能無智と称せられる露国皇帝』と誤植してしまった例もあります。これも相手のとり方しだいでは国際問題にもなりかねません。」

ふたご2
「真逆ですからねえ。」

ふたご1

「ですから新聞社としては誤植を防ぐ方法がいっそう求められる時代となっているのです。」


ふたご2

「その辺はワープロソフトなどで修正機能などが発達してきましたから。」


ふたご1

「いえ、まだ足りません。そこで根本的な打開策を考えました。」


ふたご2

「はあ。」


ふたご1

「まず新聞などの文字を大きくします。」


ふたご2
「確認しやすくなって誤植も減るかなということですか。」

ふたご1

「いえそうではなく。」


ふたご2
「違いますか。」

ふたご1

「ぐっと大きくすることによって読みやすくなりますからね。」


ふたご2

「違ってないじゃないですか。」


ふたご1

「複雑になった字が。」


ふたご2
「複雑?」

ふたご1

「似た種類の字を200個ぐらいくっつけた字をつかうのです。そうすればどれかひとつ具体は当たっているから誤植もなくなるという寸法です!」


ふたご2

「全部誤植とも受け取れますが。」


ふたご1

「アルファベットぐらいだったら、全部まとめられますから、覚える字も一文字ですむという便利さ!」


ふたご2

「一度文字の役割を根本から考え直してみてください。」


ふたご1

「1956年のスエズ危機で、エジプトと対立していたイギリス政府が、ナイル川の源流をせき止める方策を考えていたそうです。」


ふたご2
「20世紀で水断ち攻めですか。」
ふたご1
「ナイル川の源流のオーウェン・フォールズ・ダムがあるウガンダは当時英領だったので、ここで水をせき止めればエジプトも降伏するだろうという思惑です。」

ふたご2

「結局実行はされなかったのですね。」


ふたご1

「やはり、国際的な非難とナイル川の膨大な水量をせき止めることの技術的困難など障害が大きいですからね。」


ふたご2

「なるほどねえ。」


ふたご1

「しかし日本のような水資源が豊富な国では実感が薄いですが、水のような根本的な資源を外国との関係によって維持している国も多いのです。たとえばシンガポールは全量をマレーシアから輸入していますので、このあたりで問題になることも多いです。」


ふたご2

「なるほど。」


ふたご1
「ですから国としては水資源の確保が重大なポイントとなってくるでしょう。」

ふたご2
「そうですねえ。」

ふたご1

「ダムやため池などで水を蓄えましょう。」


ふたご2

「しかし川もない国などがありますからねえ。」


ふたご1
「ですから少しずつ普段から水をたくわえてですね。」

ふたご2

「たくわえといっても難しいですねえ。」


ふたご1
「額縁の裏やたんすの引き出しなどに。」

ふたご2
「へそくりじゃないですか。」

ふたご1
「あとはひざにもためてみるなどの努力を。」

ふたご2
「いざというときを迎えてもいかんともしがたいと思いますが。」

12月1日、水、出しまっせ!〜水出し坊主・弘法大師空海が行く!〜。

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