ふたご1

「中外製薬はもともと外務大臣と内務大臣を煎じて作った薬を売り出していたところからついた名前ですよ!」


ふたご2

「煎じないでください。」


ふたご1
「北朝鮮の核問題が話題になっている昨今ですが。」

ふたご2

「困ったものですね。」


ふたご1

「中国では濃縮ウランを持ち歩いて売りさばこうとしていた二人組みが捕まったそうです。」


ふたご2
「えええ。」

ふたご1

「二人は1kgの濃縮ウランを持ち歩いて、売り込み先を探そうとしていたのですが見つからないうちに逮捕と。」


ふたご2

「どこから持ってきたんですか。」


ふたご1

「まあ旧ソ連の解体で管理から逃れた核物質か、北朝鮮の外貨稼ぎの手段か、はたまた中国軍から盗んだものか。 」


ふたご2
「どれにしてもえらい問題ですねえ。」
ふたご1

「もしくは中国の奥地に住むウランをあっという間に濃縮してしまう濃縮拳の使い手である老師か。」


ふたご2
「カンフーに幻想持ちすぎですよ。」

ふたご1

「ともかく濃縮ウランというのは、高い濃縮度なら核兵器に使えてしまうというたいへん恐ろしいものです。それが天秤棒にのせてえっちらおっちら売られている中国の状況はたいへん恐ろしいものです。」


ふたご2
「いくらなんでもそんな牧歌的な運び方はしないでしょう。」

ふたご1
「天秤棒の両方にウランをのせておくと、いざという時にすごい勢いでぐるぐる回れば、ウランをさらに濃縮することができますから。」

ふたご2
「遠心分離機をなめすぎですよ。」

ふたご1

「しかしこんなものが簡単に入手できる状態はなんとかするべきです。」


ふたご2

「それはそうです。」


ふたご1

「とにかくまず大切なことは核物質の管理の徹底です。」


ふたご2

「それはそうですね。」


ふたご1

「そこでまず核物質を管理する建造物を強固にすることです。」


ふたご2
「そうですね。」

ふたご1

「高い塔を作ります。」


ふたご2
「塔?」

ふたご1

「各階にそれぞれ違った技をもつ人間を配置します。」


ふたご2

「は。」


ふたご1

「そうすればどんなカンフー使いがやってきても、塔の頂上にあるウランを奪取することはかなわないでしょう。」


ふたご2
「カンフー限定かよ」

ふたご1

「問題点としては塔の上部に入るカンフー使いほど放射線の影響を受けて病気になりやすいということですが。」


ふたご2

「建造物の建て方を間違ってませんか。」


ふたご1

「大阪府の枚方市の成人式の開催方法でもめているそうです。」


ふたご2

「なんですか。」


ふたご1

「枚方市では、これまでひらかたパークという遊園地で成人式を行なってきたのですが、来年度からは中学校などの施設に分散させて行なうことになったのです。」


ふたご2
「まあ集まった後で遊べますしね。」

ふたご1
「しかしこういった施設を借りて行なうとお金もかかりますし、また施設側にも予定がありますのでそうそう協力はできません。」

ふたご2

「そうですねえ。」


ふたご1

「しかしながら小規模な施設をいくつか借りて行なう成人式なら、予算も安くて済みます。」


ふたご2

「でも成人式というのはみんな集まってこその成人式ですしねえ。」


ふたご1

「そこは認識が古いです。」


ふたご2

「古いですか。」


ふたご1
「最近は株主総会なども分散会場による開催が行なわれています。通信技術の発達で、遠く離れた会場でも情報と時間を共有することができるのです。」

ふたご2
「まあそうかもしれませんが。」

ふたご1

「ですから開催する場所がどこの野原だろうがどこの山だろうがどこの孤島だろうが成人式ができるわけですよ。」


ふたご2

「わざわざそんなへんぴなところでしなくても。」


ふたご1
「へんぴなところでやればそれだけレンタル費も安いです。」

ふたご2

「かえって交通費がかかりそうですが。」


ふたご1
「それにそういうところのほうが、市長の挨拶ののろしも見えやすいですからね。」

ふたご2
「発達した通信技術はどうした。」

10月27日、冬眠中の熊に悪態をつく新成人。

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