ふたご1

「みもふたもないといいますが、みはないがふたはあったりしても
それはまた困る話でありますよ。 」

ふたご2 「ふた。」

ふたご1

「イタリアのベルルスコーニ首相が一ヶ月間公の場に姿を見せなかった
のは美容整形手術をしたからだそうです。」

ふたご2 「さすがはイタリアの首相。」

ふたご1

「よく公式の場に姿を見せなくなることで有名な金正日総書記も
美容整形の一つや二つしているのかもしれません。 」

ふたご2 「まったくわかりませんが。」

ふたご1

「いつか白馬に乗った王子様のようなさわやかな風貌に
イメージチェンジして、六ヶ国協議にのぞむ代表団のハートを
とりこにしてしまうかもしれません。 」

ふたご2

「まず足から伸ばさなくては。」

ふたご1 「それにしても亡命もしない首相が整形だなんて。 」

ふたご2 「まあ失脚したら顔を変えて亡命とかは昔ありましたが。」

ふたご1

「何かきっと裏がありますよ。」

ふたご2 「単純に男前になりたかっただけなんじゃないですか。」

ふたご1

「それだったら床屋に行けばすむことです。 」

ふたご2 「関西地区の小学生じゃないんですから。
「男前になってきたねー」とか言われませんよ。 」

ふたご1

「先週の餃子作りをする胡錦濤中国国家主席といい、
この一連の流れ、なにかがおかしい。 」

ふたご2 「誰も一連とは思いませんが。」

ふたご1

「きっと何かを覆い隠そうとしているのだ。餃子だけに。」

ふたご2 「あまりうまくありませんよ。」

ふたご1

「美容整形とは世間をだまくらかすカモフラージュ。
実はイタリアの国家機密のマイクロフィルムを皮膚に
埋め込んだに違いない。 」

ふたご2

「いまどきマイクロフィルムで。」

ふたご1 「ベルルスコーニ首相はその地位を利用して
イタリアの国家機密を中国に売ろうとしたに
ちがいないのです。 」

ふたご2

「えらいことを言いますね。イタリアの首相が中国に
国家機密を売り渡してどんな得があるというのですか。 」

ふたご1 「もちろん、胡錦濤主席の手作り餃子が食べられるからじゃ
ないですかっ!!」

ふたご2 「アホかっ!!」

ふたご1

「ベルルスコーニ首相の手作りラビオリ完成という野望のために
イタリアが危機に! 」

ふたご2 「別もんですよラビオリと餃子。」

ふたご1

「松下電器産業がアルカリ電池の1.5倍のパワーと寿命を持つ
新型乾電池オキシライド乾電池を発売するそうです。 」

ふたご2 「1.5倍ですか。」

ふたご1

「なにしろアルカリ乾電池の登場以来、40年ぶりの新型乾電池
ですよ。 」

ふたご2 「むしろアルカリ電池に意外と歴史があることにびっくりです。」

ふたご1 「さまざまな新型乾電池を作ろうと試行錯誤の40年だったので
しょう。」

ふたご2

「それこそが化学の進歩というものでしょう。」

ふたご1

「そうです科学の歴史は絶え間ない試行錯誤の連続です。
アルカリがあるんだったら、酸はどうだろう、マンガンがあるのなら
アルミニウムはどうだろう。 」

ふたご2

「いろいろなもので試したのでしょう。」

ふたご1

「原点に戻ってグレープフルーツに銅板と亜鉛板を差したのは
どうだろう。 」

ふたご2 「原点とはちょっと違いますが。」

ふたご1

「太陽電池があるのなら月電池はどうだろうか。」

ふたご2 「乾電池じゃないですよ。」

ふたご1 「電池があるなら電沼はどうだろうか電川はどうだろうか
電海はどうだろうか。」

ふたご2

「ずいぶんとわけのわからないところにきてしまいましたが。」

ふたご1 「海は死にますか山は死にますか川はどうですか山椒魚は笑いますか
テントウムシは動きますか。」

ふたご2 「もう本当にわけがわかりませんが。」

ふたご1

「そんなこんなでできたのがオキシライド乾電池ですよ。」

ふたご2

「あ、その話でしたね。」

ふたご1 「この電池には新技術により開発された新二酸化マンガン、
新黒鉛を採用されているそうですよ。」

ふたご2 「そんな物質にも「新」とかあるんですか。」

ふたご1

「試行錯誤の末、物質に「新」と名づけるだけでその物質が
すごいパワーを出すのだということがわかった結果です。 」

ふたご2 「そんなもん化学と違うわっ!!」

1月30日、化学と学習。

 

SAKANAFISHホームへ

過去のふたご対談