 
 
  今、日本の美しい伝統のひとつである手紙。
    それがメールやなんやらで失われつつあります。
    そこで、絵手紙という方法を学ぶことにより
    手紙の伝統を固守し、
    軽佻浮薄な現代社会に鉄槌を下しましょう。
   
    
  
  作例その一
  
  
    
      | 評・こういう言葉は基本中の基本です。
 基本はいいのですが、この言葉と一緒にあるのはたいがい野菜ですが、これはなんでしょう。
 よく聞いてみると乳歯だそうです。
 なぜ乳歯なのかわかりませんが、せっかくの絵手紙なのでもうちょっと色を使ってみましょう。
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  作例その二
  
  
     
      | 評・いきなり基本を踏み外してしまいました。
 1980年代を思い出してしまいます。
 きらめくというわりには暗いので人口10万程度の地方都市でしょうか。
 パッションフルーツなどという外来語はあまり絵手紙にむいていませんので、できるだけ使わないようにしましょう。
 もう少し昔の風情あるもののほうが絵手紙には味が出ます。
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  作例その三
  
  
     
      | 評・たしかに電電公社は昔といっては昔です。
 今はNTTです。 しかしあまり風情はありません。
 光通信といっても誰も風情は感じないのと同じことです。
 光クラブというのもありました。オオ、ミステイク。
 そんなことはどうでもいいですが、この電電公社のイメージキャラクターテレ太くんはこんなに毒々しい色をしていたのでしょうか。
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  作例その四
  
  
     
      | 評・違います。
 バルビゾン派は19世紀ごろのフランスの自然主義派の画家グループです。
 ミレーやコロー、テオドール・ルソーなどがあげられますが、似ても似つきません。
 唐突に描かれたフランス国旗がバルビゾン派のつもりでしょうか。
 ましてや自分で影響を受けていると書くのは愚の骨頂です。
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  作例その五
  
  
     
      | 評・こういう言葉を書かれた手紙を受け取って人はいったいどうすればいいのでしょうか。
 そしてこの絵はなんでしょうか。これで全米が泣いたというのでしょうか。
 全米をなめるなと言いたい気持ちでいっぱいです。
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  作例その六
  
  
     
      | 評・とりあえず仲間由紀恵さんのファンの人に刺されるとよいでしょう。
 後は針すなおさんにも刺されるとよいでしょう。
 「おばえたち」というのは物まねの人の影響を受けすぎです。
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  作例その七
  
  
     
      | 評・何かよくわかりませんでしたが、ぐるぐる回って分けるということは遠心分離機でしょうか。
 とりあえず形がイメージできないものを描くべきではないと思われます。
 また、この手紙をどこに送るというのでしょうか。ウラン濃縮をして核開発をしたい国の人に送るのでしょうか。IAEAの人には見つからないようにしてください。
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  作例その八
  
  
     
      | 評・原理を描かないでください。
 また、てこの原理は力点・支点・作用点の点が重要なので、こういったベクトルでは表されないことが多いです。
 方向もばらばらですが、ひょっとするとこれはフレミングの左手の法則ではないでしょうか。
 理科からやり直すことをすすめます。
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  作例その九
  
  
     
      | 評・だからといってすぐ金に逃げてはいけません。
 それに、なぜ800万円なのでしょうか。
 絵に描くのだから一千万円でも一億でもいいと思うのですが、そうしたところに作者の器の小ささが見えます。
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